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投稿情報: 04:37 カテゴリー: ウェブログ | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
大学の時に写真部に所属していて、4年間、写真を撮ってばかりだった。高校まではサッカー小僧で四六時中、サッカーをしていたが、選手としての限界も感じたし、大学に入ったら何かクリエイティブなことをやりたいと思っていた。そんな折にNHKのトップランナーという番組を見ていると金村修という写真家が出ていた。彼は史上最年少で土門拳賞(いわば写真界の芥川賞)を撮った、若手有望写真家だった。彼は徹底的に「都市=東京」にこだわり、東京のゴミゴミした景色を撮り続けていた。
番組中に彼が発する言葉は非常にクールで且つ含蓄があり、素直にかっこいいと思った。その時に大学に入ったら写真をやろうと思った。そして、後日、たまたまその番組の再放送をやっているのを見つけ、急いでビデオテープを入れて録画した。その番組はテープが擦り切れるほど何度も観た。
大学では彼の写真の真似事ばかりしていた、ゴミゴミした景色を見つけては、EOS70で撮りまくっていた。大学4年間で何万枚撮ったか知れない。インドやらタイやらにに旅行に行ったりして写真を撮ったりして、色んな写真展に出展したりしていたけど、今となっては作品としてとってあるのは彼の作風を真似た9枚1組の写真だけだ。
その番組の中でもうひとつ衝撃的だったのが、彼が新聞配達のバイトを続けていたことだ。新聞の束を電車に積み込み、山手線を一駅一駅降りながら、KIOSKに新聞を配達していた。彼の写真はそのバイトの合間に撮られたものばかりだ。「土門拳賞を取ってうれしかったことは?」と聞かれ、彼は「まとまった金が入ったこと」と答えていた。あとで調べてみたら、土門拳賞の賞金はたったの百万円だった。写真かというものはつくづく儲からないもんなんだと思った。というか、映画でも絵画でもたいていのクリエーターは儲かっていない。バイトしながらギリギリ表現活動を続けている人が大半だろう。どうにかならないものかとずっと考えていた。
Artcomplexというものの存在を知ったのは、大学3年の就職活動をしていた時だ。Artcomplexとは、小原啓渡という人がビジネスとしての舞台芸術の成立を目指して立ち上げた劇場で、個人投資家より出資金を集め、チケット収入より利益を分配するシステム(エンジェルシステム)を導入し、成功を収めていた。
「これだ!」と思った。
芸術+証券化。
一生、うだつのあがらない創作活動をしている人間には一生思い浮かばないアプローチだ。芸術で金儲けしたかったら、ビジネスを組み合わせないと絶対に上手くいかない。日本にはまだその仕組みが整っていないのだ。証券化に限らず、アイディア次第では日本のコンテンツ産業を盛り上げる仕組みの構築をすることができるのではないかと思った。
今でも、頭の片隅でこのことを考えている。シリコンバレーのエコシステムのど真ん中にいて、これを日本のコンテンツ振興のために活かせることも多いのではないか、と考えている。
金村修名言集より抜粋
【写真編】
「いい写真って、言葉から逃れてるんだよ。」
「とりあえず、撮る! 撮れる時に、撮る!」
「調子悪いのに出すとかさあ、駄目でも出すとかさあ、それでも止めない人が作家なんです。200本撮って、たった1枚っていう世界なんだからさぁ。」
【人生編】
「頭の悪い奴ほど、頭で考えるんだよね。」
「ずっとやってると、自分にとって重要なことが何かって、分かってくる。」
「分かってほしいっていう心境は捨てた方がいいです。」
「作為を隠すことでモノが立ち上がってくるんですよ」
「みんな、よく、あきたらやめろって言うけどさ、あきてからが勝負だからね」
「感性は考えた果てにあるんだよ」
「木を隠すには森の中」
「新しいんだけど、だから何だっていうの?」
投稿情報: 15:34 カテゴリー: アート | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
投稿情報: 14:11 カテゴリー: 書籍 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
日本の情報通信業界のヒエラルキーの頂点に位置するのは、NTTであることに間違いない。彼らが決めた通信の規格に則り、旧電電ファミリーを初めとしたベンダーが通信機器を開発して彼らに納め、通信事業者がNTTの回線を日本全国の家庭に繋ぎこみ、その上で日本のインターネットサービス業者がサービスを提供する、というのがざっくりした日本のIT業界の構図だ。
よって日本の通信業界(サービス提供者も含む)の国際競争力の有無は、NTTがいかに、世界的にみても先進的でかつOpenな仕組みを構築しているか、ということに限る。
NGNはそうと言えるかというと、 言えない。
NTTのNGNは明らかにオーバースペックであり、その上で彼らが走らせようとしているサービスも魅力的なものは見当たらない。ネットワークを置き換えることによって生まれるクリエイティブなサービスアプリケーションが見えない。
こんなネットワークのために、日本では業界中が、NTT様に自分たちの機器あるいはサービスを提供してもらうにはどうしたらいいだろう? と知恵を絞っているのが現状だ。確かに、金になる。でもそれをNTT以外の会社、つまり海外の大手キャリアに買ってもらうことは極めて難しいのだ。分かりやすいという理由で、携帯電話メーカーが日本のキャリアのClosedな規格のせいで国際競争力が削がれているというストーリーがよく語られるが、この世界でも全く同じことが数十年前から続いてきているのだ。
一人逆張りして日本マーケットを捨てた企業が出てきたりしないか、期待している、Googleと提携したパナソニックなんかも日本市場は無視して(どうせ流行らないだろうから)、欧米、アジア展開に注力すればいい、と思う。
投稿情報: 10:47 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
午後2時時点でAppleの株価は前日比↓5.56%。
まさにInvestors Boo Steve Jobsだ。映画レンタル事業やAirも"そこそこ"成功するだろうと見られているが、More than expectedじゃないと、株価は上がらない。今回のJobsの発表もほぼ事前のリーク通りだった。
Appleのように熱狂的なファンに支えられ、Innovativeであるとされている会社は、それを継続しない限り評価が下がってしまうというジレンマに陥ってしまう。また、急成長している市場のTop企業は、市場の成長率以上の成長を見せなければ、株主にそっぽを見られる。eBayの人がこれを嘆いていた。
一方、GEのようにあれだけの大企業になりながら、何年にもわたって最高益を更新し続けている会社もある。化け物だ。
投稿情報: 08:00 カテゴリー: ウェブ・技術, マーケティング | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
はやりAppleはMacworldで軽量ノートを発表した。
秘かにAppleに期待していたのは、
・1kgをはるかに切る軽さ
・WiMAX対応
・入力デバイスの革新(iPhone発表した時は、「キーボードなんて邪魔だ!」って言ってたし)
・10万円以下
で、結果は、
・1.36kg(今使ってるLet's Noteの方が断然軽い)
・無念。802.11a,b,g,nとBluetooth・・。普通。
・これも無念。
・22万9,800円
という訳で、却下。ナシ。
Macworldは毎年恒例の新製品発売の場になっているけど、ネタ切れしたんじゃないか?とも思わせるほどがっかりだ。恐らくこの製品は過渡期的なものであり、今後、UMPC(2008年から2009年はUMPCの年になる)を出していくと思う。iPod TouchとMacBook Airの中間のような製品を来年くらいに出してくるのではないか。
MacBook Airはあくまで、MacBookの「延長線上」の製品でしかない。パソコンの常識(ノートパソコンの基本的な形はずーっと変わってない)をがらっと変えるようなものを出してくれるんじゃないかなぁと思ってたのに。。恨み節ばかり出る。
来年に期待しよう。
それに、しばらくするとiTunesでSteve Jobsのスピーチが公開されるはずだ。この世界最高のプレゼンテーターのスピーチが聞けるだけよしとしよう。
投稿情報: 14:58 カテゴリー: ウェブ・技術 | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
New York Timesのウェブ版の記事中の、意味が分からない単語をダブルクリックしてみよう。新しいウィンドウが立ち上がり、英英辞典で意味を教えてくれる。いちいちウェブの英和辞典のページに行ったりしなくていいから非常にべんり。
投稿情報: 14:54 カテゴリー: ウェブ・技術 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
1月8日から10日まで、ラスベガスで開催のCESに行ってきた。目的は2つ。有望な技術を持つベンチャー企業の発掘、そして最新の技術 / マーケットトレンドの把握。あ、それともう1つ。シルク・ド・ソレイユの観劇。
CESに関してだが、非常にがっかりした。初めて行ったのだが、上記2点の目的で行く価値は全くなし。あれだけ広い会場(点在しているが、合計すると東京ビッグサイト×5倍以上)にきちんとしたマネジメント、ファンディング、ビジョンを備えたベンチャー企業はほんの一握りしかなく、それだけの会社に会いに行くなら、わざわざラスベガスまで足を運ぶ必要は全く無かった。
最新トレンドの把握という観点で言うと、そもそも、わざわざリアルの現場に行って得られる情報は、ネット上に流れる情報と大差なく、むしろネットでの情報収集の方が、横断的かつ縦断的に情報を得られる。現場で得られる空気感の、偶然の発見の価値を否定するつもりはないが、費用対効果の面では最低だ。
シルク・ド・ソレイユは最高だった。称賛の言葉すら見つからない。KÀを観たのだが、MGMの会場に入った時点から、その広さに圧倒され、始まった直後の宴のシーンはまるで天国を見ているよう。その後も高い完成度と技術で構成されたこの劇に口をあんぐり開け、終始、Fantasyの世界に引き込まれっぱなしだった。奮発して前から4列目の席を取ったので、息遣い、表情まで感じることができた。
シルク・ド・ソレイユには高橋典子という日本人のバトントワラーが所属している。情熱大陸で観たのを覚えていて、目の前に出てきたときは感動した。昔から、「海外で活躍している日本人」には人一倍リスペクトをしてしまう。目の前で主役級の彼女がソロのバトン演技をしている間、誇らしくてしょうがなかった。
という訳で、KÀのプラスがCESのマイナスを上回り、この出張は行って正解だった。と言いたいところだが、カジノでちょっぴりスッてしまったからトントンとしよう。
投稿情報: 16:47 カテゴリー: ウェブ・技術 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
ITMediaによると、2007年の携帯の年間純増数1位はKDDI(232万9400)だったそうだ。僅差でソフトバンク(211万5800)。ドコモはと94万9300で、ボロ負けしている。
端的に言うと、最も魅力的なエンタテインメントサービスを提供しているのはKDDIであり、最もリーズナブルな価格でサービスを行っているのがソフトバンクである。ドコモは端末の高機能化によって端末価格が上がってしまっている。
それでもドコモのシェアは50%を超え、依然として"巨人"であり続けている。今後、地位回復のためにサービスの充実か低価格戦略どちらに舵を切るかと言えば、サービスの充実しか残された道はないだろう、と思う。
価格に関して言うと、ソフトバンクの加入者同士は通話料無料というサービスだが、これはシェアでビリのソフトバンクだからこそできるものだ。シェア下位のキャリアは「通話料収入の削減<他キャリアからの乗り換えによる収入増」という式が成り立つが、上位キャリアの場合、右辺が抜け落ちてしまい、自分で自分の首を絞めてしまうからだ。
当然のことだが、ドコモは機能の強化を端末(ハードウェア)に転嫁している限りは、「端末を高いまま売る」 or 「端末は安く売り、販売時の赤字を通話料に上乗せ」という選択しかできない。
だから、ドコモがGoogleのAndroidに参加したのは極めていいニュースだと思う。まだAndroidは海のものと山のものとも分からないが、「オープン」(極めて重要なキーワード)な形で進められるこのプロジェクトは、今まで携帯端末ごとに異なるOSがサービスプラットフォームの共通化の大きな壁となっていたが、これを超えるためのドライバとなるだろう。
日本の携帯サービスが世界基準に近づき、Nokia、Sumsung、Motrolaのような世界的な端末メーカーが本格上陸してきたら日本の携帯市場はドラマチックに変貌する野ではないかと思う。
投稿情報: 07:37 カテゴリー: マーケティング | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)