先週末、出資先のVenture Capitalが主催するパーティーに行ってきた。
サンフランシスコのど真ん中のカンファレンス会場を貸し切って、来場者は300人程。相当、盛大なパーティーだった。そこそこ大きいVCなので、各社のエグゼグティブ、業界有名人など、相当な面子が来ていた。
こうしたカンファレンスでは、ひたすら名刺交換して、顔を覚えてもらって、そのあとのE-mailのやりとりというStepに繋げる(いわゆる”Networking”)のが非常に重要なのだが、こうしたものに参加するのは初めてで、同行した同僚を除くと、参加者の中で知ってる顔は一人もいない、という状況。。。
Networkingのためには、同僚(以前からいるので何人かは知っている)に自分のことを紹介してもらうか、自分からHi!と話しかけるしかない。
やっぱり最初は緊張する。
自分からはなかなか話しかけられない。あんまり英語自信ないし、そもそも自分のStatus(研修生)や自分の会社のことを紹介するのってどういうのが適切なんだろうか、、、とかモジモジしていたら、一人の白人が話しかけてきてくれた。
突然のことだったが、彼も日本の会社のこちらの子会社のVCで働いていたので自然と話も弾んだ。そのうち、彼の知り合いのベンチャー・キャピタリストも紹介してくれた。数十分は話したと思う。
これで緊張の糸を解くことができた。そのうち酒も入ってきて、怖いものなしのテンション高の状態になってきたので、何人かに話しけたりした。とあるStart-Upベンチャーの社長としばらく話して、"See you!"すると、今度は背の高い中国系の女性が、また話しかけてきてくれた。
Googleの社員だった。
今日は何でこんなに話しかけられるんだ?なんでベイエリア(こちらではシリコンバレーではなく、”ベイエリア”をよく使う)に着いて一週間も立っていない鼻垂れ小僧に話しかけてくるんだろうか?
しばらくしたらわかった。
その日の自分はそうとう”キマって”いたのだ。スリーピースのスーツに眼鏡。実際の年齢より5才は年上に見えただろう。たぶん30過ぎのデキル奴に見えていた。見た目がよかったんだと思う(かっこいいとかでは決してなく、その場に“ハマった”格好をしていたのだ)。
人は見た目が9割って本があったっけ。要はTPOに応じた恰好をしろ、ということなんだと思う。こっちでは若い兄ちゃんが立ち上げたベンチャーが多く、そういう会社と話すときは、フォーマルである必要はないし(むしろそうしない方がいい)、若いからといってナメられることもない。
しかし、そのパーティーのような、MBAホルダーや上場したVBの社長など、セレブでエグゼグティブな人が集まる場所では多少、背伸びして、自分も彼らの一員であるということを、まずは形だけでも示さなければならない、ということだと思う。別に計算してわけではないけど、自分はたまたま最適な格好がてきていたのだ。
兎に角、そのパーティーでホントにいろんな人と話せたので、仕事の面でも自信がついたし、そこそこ上手くやっていけるんじゃないかって思えることができた。次のパーティーでは格好云々ではなく、もっと主体的に、Networkingできるはずだ。一つの自信はしばしば良い循環に繋がる。
さて、明日は何着ていこう。