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| carmel |
今日はこちらでの最後の休みを利用して早朝からカーメルに行ってきた（一人で・・）。San Joseから1時間半弱で、着いたのは10時前。まだお店は開いていなかったが、「ここはアメリカか??」と見紛うぐらい、洗練されたハイソでオシャレな街だった。ティファニーやらコーチやらヴィトンやらがヨーロッパ風の街並みの中に自然に組み込まれている。海岸も近く、爽やかな風と潮の香りがくーんとする。
どうせ買うものもないし、カーメルを早々に去り、Hwy1から17マイルドライブへ。アメリカには珍しい有料道路で、岩だらけのごつごつした海岸線と、その内側に作られたいくつものゴルフ場が延々と続く。途中には1ラウンドだけで500ドル以上する高級ゴルフ場もある。
海で一人でぼんやりして4か月の生活のことを思い出したり、ウ○コを踏んでしまって、波で洗い流している姿が、「男一人で波と戯れている」風に見られたらやだなって思ったり、一人で長い時間ドライブして気のままに車を停めて写真を撮ったり、しばらく持てなかった自分だけの時間を十分満喫できた。
でもやはりカーメルは男一人でいくようなところじゃないな・・。
アメリカは今日からサマータイム。土曜日の夜中2時から3時を1時間抜かして無理やり1時間早めた。今日はいつも通り朝起きたらまだ暗かったけど、その代わり夜7時くらいでもまだ明るいぞ。夏になったら夜8時でもまだ明るいそうだ。Twilight Golf1回くらいはしたいなぁ。
VISAカードが上場するそうだ。2000年のAT&Tを抜いて過去最大級のIPO。2兆円くらいのバリュエーションがつくと予測されている。感覚的にはもっと行っていい気がするんだけどな。これくらいのバリュエーションならどっかに売却されそうだし。
昨日はゴルフの後、うちの会社のモバイルビジネスのコンサルタントとして来て頂いているIさんの家に遊びに行った。Iさんは50過ぎの日本人だが、グリーンカードを取得してイタリア系アメリカ人の奥さんと結婚。子供も二人いる。こちらに来ていわゆる「アメリカの家庭」にお邪魔したのは初めてだった。着いたらすぐに奥さんと一緒に犬の散歩に行って、その後、広いダイニングでワインを飲んだ。
奥さんが作るローストビーフをを手伝ったりして、焼き上がるのを待っている間、これまた広いリビングルームでコンピュータの歴史がぎっしりつまった「Triumph of the nerds」（若き日のビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズも出てくる）のビデオを見たりした。
Iさんは以前ブログにも書いた「Startup」の舞台になっているGo Corporationで働いていた唯一の日本人だ。PDFやPhotoshopを開発したAdobeの日本法人の立ち上げメンバー3人のうちの一人でもある。まさにシリコンバレーど真ん中をその歴史と共に歩んできた日本人だ。
彼に言わせれば、今のYahooとMicrosoftの話はシリコンバレー（アンチマイクロソフト連合）対マイクロソフトという構図になる。AppleがiPhoneを発表した際のMacWorldでスティーブ・ジョブズに紹介されて壇上に上がったのは、Google、Yahoo、AT&TそれぞれのCEO。このときすでにGoogleとYahooは同一グループ内に収まっていたということだ。
元Goの社長だったBill Campbellトいう人間は現在Intuit社の社長だが、Google、Appleの社外取締役でもある。そしてAT&TにはGo出身の人間がエグゼクティブレベルで何人もいる。なぜAppleがAT&Tを選んだかというと、Bill Campbellの存在があったからだ（ちなみに彼はマイクロソフトのことが大嫌いだ）。
このシリコンバレーの底流に流れる昔から脈々と続いている人間関係によって、現在のインターネット通信関連ビジネスの行く末が決まっていくのだ。アメリカ人が物事の決定において経済合理性を重視するのは間違っていないが、こうした「歴史（過去からの付き合い）」や「人間関係」というドロッとしたところの方がもっと重要なのだ。
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Jerry Kaplan著のStartupにはまっている。今まで英語の本を最後まで読み切ったことがなかったが、この本はほんとに手放せないほど面白い。20年前の本だけど、この本で描かれるシリコンバレーの本質は基本的に何も変わっていないのではないかと思う。
Kaplan founded GO Corp. in 1987 to develop a pen-based portable computer. He lost control of the company to an investor group that included AT&T in late 1993 after spending nearly $75 million in a failed effort to create a marketable product, and GO's successor company was closed down by AT&T in July 1994. What separates Kaplan's tale from other start-up stories is the insight he provides about dealing with two of America's largest computer companies?IBM and Microsoft. Kaplan negotiated with layers of IBM bureaucracy to get the company to invest tens of millions of dollars in GO, and yet with the downsizing that rocked IBM, Kaplan doubted whether anyone remaining at IBM knew or cared about its GO involvement. GO's relationship with Microsoft evolved from a potential partnership to a fierce competition. As the two companies became more competitive, the pressure Microsoft exerted on the industry to support its own pen-based efforts over those of GO makes one think that federal judge Stanley Sporkin is right in trying to reopen the antitrust investigation of the software powerhouse. Readers interested in entrepreneurial adventurism will find Kaplan's tale entertaining, but the book will appeal most to those familiar with the computer industry.
日本語訳版もあるようだ。
2月15日にOpen Siliconvalleyという非営利団体の主催するネットワーキングパーティーに参加してきた。OpenとはOrganization of Parastini Entrepreunership Networkの略。いわばシリコンバレーのパレスチナ人企業家ネットワークである。
小所帯であるパレスチナ人が集まったネットワークかと思っていたが、参加したパレスチナ人と話していると、何とシリコンバレーには２万人くらいのパレスチナ人がいるらしく、かなりびっくり。日本人と比べてもいい勝負だ。
ベンチャー企業のCEOも何人かいたし、Lehman Brothersに勤めている人間もいた。そういうばパキスタンはインドの隣だし、インドからアウトソースを受けたりしているうちに、技術力が底上げされてきたのかもしれない。
それにしても人種を問わず色々呑み込んでしまうシリコンバレーはやっぱりすごいなぁ。
今日は行くか迷ったけど、SVMFの新春ネットワーキング会に参加した。
なぜ、迷ったかというと、新年早々に行われた在サンフランシスコ商工会議所主催の新春パーティーがイマイチだったからだ。会場はサンフランシスコのど真ん中のウェスチンのパーティー会場、ゲスト：松崎しげる、参加平均年齢４０歳超・・。おんなじ感じだったらどうしよう。。
でも結論から言うと、今日はほんとに行ってよかった。
八木さんという志高い会長の下、SVMFはきちっと、かといってそんなに堅苦しくならない程度に運営されているな、という印象で、若くて同じ業界の人もいっぱい来ていた。皆さんからゴルフやサーフィン（やったことない・・）にいっぱい誘って頂いて感謝感謝。
理想を言えば、日本人以外のネットワーキングを広げるのが自分の目標ではあるが、この人とは長く付き合いたいな、思わせる方が何人もいた。先のエントリでも書いたが、それを片思いに終わらせない（変な意味ではない）ためには、いかにこいつ面白いな、付き合いたいなと思わせるかが必要。仕事のバックグラウンド（名刺がかなりの役割を果たしてくれたりする）や人間としての幅（ゴルフの腕、芸術の造詣、ワインのうんちく）、それに滲み出るオーラとかが必要なんだろう、と思う。今のところ自分には全部足りない。
ちなみに、この会には先のエントリで大絶賛させて頂いたiKnowの立ち上げメンバーの方も来ていた。自分がユーザだということを教えると大喜び。重ねて言うが、iKnowは素晴らしいサービスだ。その方は、家族をお持ちのままStanfordに自費留学されているとのことで、e-Learning強いては教育という分野に熱い情熱を持った素晴らしい方だった。
他にもこちらでベンチャーを立ち上げようとしている方、VCの方、こっちでコンサルをやっている方等々、貴重な出会いがいっぱいあった。
Thanks SVMF!
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