Fortuneウェブ版にて紹介。大したことは書いてないが、備忘のため。
1.既存事業者の存在感は変わらず。
700MHzの電波のオークションがあり、Googleやオイル・メジャーのシェブロン等、非キャリアが応札しているが、恐らくVerizonやAT&Tのような既存キャリアが入札するだろう。ただし、そうなっとしても、FCCの勧告により、すべてのDeviceにOpenなネットワーク構築を強いられるはずであり、マーケットに好影響を与えるはずだ。
2.アンドロイド搭載の端末登場
既にHTCが2008年中旬までにアンドロイド搭載の端末を発売すると発表。他の端末メーカーも追従するだろう。
3.カメラ搭載端末がより高機能に。
アメリカでは現状。61%の端末がカメラを搭載。今後より高機能になっていくだろう。※この点、日本よりはるかに遅れている。
4.モバイル広告市場が立ち上がる。
多少バブル気味だが、2007年はGoogle、Yahoo、Microsoftのようなジャイアントが次々とモバイル広告関連企業を買収した年だった。キャリアは今後しばらくは通話料、ネットワーク使用料による収益が主だろうが、広告収入も無視できない規模になる。
5.WiMAXが利用可能に。
SprintがWiMAXのサービスを、シカゴ、ボルチモア、ワシントンDCで開始する。2008年末までに、100万人の顧客獲得を想定しており、NokiaもSprintのネットワーク上でWiMAXが利用可能な端末を市場に投入する予定だが、多くのアナリストは、高すぎて皆買えないだろう、と予測。
6.「Open」は引き続きキーワード
当初、既存キャリアは非Openであり続けようとしていたが、Googleのロビー活動の結果、Openを志向せざるを得なくなった。AT&Tのような非協力的だったキャリアもオープン志向に成らざるを得ないだろう。
7.Nokiaがモバイルソフトウェア開発大手になる。
CTOをシリコンバレー・ベースにし、ソフトウェア及びサービスを彼らの主業にすべく、リストラ(×首切り ○再構築)も行う予定だ。2007年は写真共有サイトを運営する会社は電子地図メーカーを買収したりしたが、彼らの買収による非ハードウェア分野への注力はこれからも続くだろう。
8.全ての携帯端末がGPS搭載に。
FCCの勧告により米国キャリアは取扱端末はすべてGPS対応にしなければいけなくなる(Enhanced911 ※緊急通報ダイヤル911(日本で言えば「110番」に相当するもの)への連絡を行う際、同時に通話者の位置を特定する情報を送信する技術。FCC(米国連邦通信委員会)が携帯電話サービス業者に求めている規格)。ロケーションベースのサービスが普及するだろう。
9.タッチスクリーン端末の時代に。
2007年はiPhoneだけでなく、HTC等もタッチスクリーン端末を発売した。 2008年はさらに多くの端末が出るだろう。
10.シリコンバレーがワイヤレス業界の中心に。
シリコンバレーはiPhoneを発売したAppleの本社があるし、AndroidをリリースしたGoogleの本社もある。NokiaもCTOもシリコンバレーにいるし、数え切れないほどのモバイル関連のベンチャー企業がある。今後、この業界の中心はシリコンバレーになるだろう。
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